いつもHappy End

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もっと◯◯しておけば良かった…

最近、立て続けに3人の死に直面した。1人はガン。もう2人は動脈瘤乖離だ。

死そのものは不幸だけどガンは

少し不幸が軽減される。それは死ぬと分かってから時間がある程度与えられるからだ。全ての生物は死を迎えるので、死の準備ができたほうがいいかもしれないが、なかなかそんな準備なんてできない。僕の父は急性硬膜下血腫でほぼ寝たきりの状態になり、それから2年2ヶ月生きた。僕はその2年2ヶ月の間に父の死に対する心の準備をしていた。今でも、この2年2ヶ月はありがたいと思っている。とかく心の準備とは時間がかかるものなのだ。
ガンで亡くなられた方は僕の元同僚。お嬢さん、息子さんも同じ職場で働いていたので親子3人が元同僚となる。僕より10歳年上だったが、僕は事務長だったので言ってみれば部下なのだが、僕はどんな状況でも年上から可愛がられるという謎の特性を持っているので、いつも心がけていただいていた。僕が癌になったときも大変心配してくれていたのだが、まさか僕の後にガンが発見され、僕よりも先に天国へ行ってしまった。身近な人と話す機会があったのだが、僕が退職してからしばらくしてガンが発見されたらしい。すでにステージは進行していて、手術は不可能で抗癌剤治療からスタートしたということだった。ただ、神様はこの同僚の死に対して家族に2年の時間を与えてくれた。待ったなしのカウントダウンであったが、最後に家族としての絆をしっかりと結びつけることができたということだった。死という不幸が少し軽くなったかもしれないし、そうあってほしいと願っている。

動脈瘤乖離

動脈瘤乖離で亡くなられたお2人。1人は僕が勤める介護事業所の利用者様。もう1人は僕の友人のお父さんだ。僕は医者ではないので詳しくは知らないのだが、言ってみれば即死に近い。多分、その瞬間、一生に一度味わうかどうかの激痛が胸に走ったことと思う。もしかしたら激痛を感じる間もなかったかもしれない。心臓マッサージを行い救急搬送したが、搬送先の病院で帰らぬ人となった。 僕の知った人だと、この2人を含めて3人が動脈瘤乖離を発症しているが、いずれも帰らぬ人となっている。
さて、利用者様の家族の声は、全てが落ち着かれた頃に僕の耳に入ってきた。「急なことで動揺したが、手を尽くしていただいたので感謝している」ということだった。この言葉から、気丈に振る舞われていたと想像する。死に対して適切な言葉が口から出てくるというのは難しいのだ。少し横道にそれるが、実は介護職員でも亡くなられたご家族に適切な声掛けをするというのは難しい。僕たちは寿命に近い方々と接しているにも関わらず、「今日も明日も生きていく」という希望を持って仕事をしているので、死を前提としていない。なので、かなりの回数を経験しているにも関わらず、こういう声かけは下手くそ。この声掛けには訓練が必要だのだと思う。僕は役職者でもあるので、こういう声かけのタイミングを多く経験しているが、いつも(というよりほぼ毎日のように)頭の中で反芻している。
話を戻そう。お父さんを亡くした同僚だが、毎晩のようにお父さんの死を受け入れがたく涙を流しているらしい。

もっと優しくしておけば良かった

元同僚だから介護の仕事に携わっている人間だ。介護に関わる人の変わっているところって、仕事で他人の親に優しくすることは簡単だが、自分の親に優しくするのは簡単ではないところだろう。なので「もっと優しくしておけば良かった」という言葉が口から出てきたのだと思う。
事務長をやっていると、亡くなられた方のご家族からも同じ言葉を聞かされる。「こうなると分かっていたら、もっと優しくしておけばよかった」と。死はすべての人に訪れると、すべての人が分かっているはずなのだが、それを受け入れられるかどうかは別問題なのだろう。特に自分で心の準備ができていない場合はそうだと思う。元同僚も同じ心境なのだと想像する。寂しさもあるだろうけど、心のどこかに後悔していることもあるだろう。

結局はそれも供養なんだと思う

瞬間瞬間に自分自身が納得するように行動していたとしても後悔することは多いのだと思う。これも一つの欲なのだ…優しくしたいという欲。そしてそれは心の欲なので、満たされるのは大変な時間かかるもの。そして、それが死への準備なのかもしれない。
僕は思う…「もっと優しくしておけば良かった」というのも一つの供養の形になっているとね。 なので「もっと優しくしておけば良かった」と後悔している人に、僕は声をかけてあげたい。「君が優しくしたかったのはみんな分かっている。もちろん天国のお父さんも分かっているよ。」とね。

エピローグ

泣いていい。後悔していい。立ち直らなくていい。乗り越えなくていい。君がそう思って頑張っていることをみんな分かっているんだからさ。
そして笑って、前を向いて、まっすぐに立って、前を向いて歩く君は突然やってくる。

じゃ、またね\(^o^)/
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