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介護福祉実務者研修という資格を取りに行き始めました

プロローグ

5月16日から無職になりますが、せっかく時間がたくさんできるので資格を取りに行こうと思いまして、介護福祉実務者研修に通い始めました。

介護の仕事につくために必要な資格

上から国家資格としての介護福祉士、介護福祉実務者研修、初任者研修、それから今後設定される生活援助プランに対応した新しい資格となります。
一番最後の「生活援助プランに対応した新しい資格」というのは正式に名前が決まってないのかな?生活援助の一番分かりやすいプランは掃除と買物です。これは身体接触がないサービスのことをいいます。もう一方で身体介護というのがありまして、食事・入浴・排泄を中心としたサービスのことを言います。実はもうひとつあります。それは心を支えるサービス。役割としては、介護福祉士と介護福祉実務者研修修了者は全部しましょう。初任者研修は身体介護と生活援助をしましょうということだと思います。

介護の仕事について6年半だけど、なぜ今更資格を取ろうと思ったのか?

介護の仕事には利用者様と接する以外の仕事というのもあります。ほとんどが事務的な作業ですけど、実は家族への報告・連絡・お願い事や、他の介護事業所との連絡調整、プランにはできないけど心をケアするサービスとしてできることなどです。 この中で「プランにはないけど心をケアするサービス」以外は資格が必要なのです。6年半も介護の世界にいて資格とを取る時間もなかったのは悔しい。悔しいから資格を取りに行こうと思ったのでした。

ここでひとつ「プランにはできないけど心をケアするサービス以外」と書きました。このサービスにはなぜ資格がいらないのでしょう??

心をケアするサービス

とても分かりやすく書きますと、利用者様から好かれて、話を聞いてあげることができ、生きていることの満足感を支えるサービスとでもしておきましょう。本当はもっと適切な言葉があると思うのですが、それは僕も研修を受け始めたばかりのことですから、おいおいと書きたいと思います。
ただこのサービス……実はお金になりません。というより、現在の介護保険制度は利用者様の身体の不調を支えることでQOL(Quality of Life=人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということの尺度)を維持することを目的としているのですが、心の不調を前提に作られていないのです。ところが認知症を始めとして、人間は加齢とともに心の不調が出てくるものです。これに最近気付いたようですので、この「心の不調を支えるサービス」が注目され、介護福祉実務者研修でもそういったことに力が注がれるようになりました。注がれているんですけど、お金にはならない。お金にならないサービスに資格は必要ではないのです。
「今までは!」
介護保険上のサービスの大前提は「利用者様から好かれる」ことです。きちんとした言い回しをすれば、「信頼関係の構築が前提」ということですね。高齢者で認知症を患っている女性がお風呂に入る時、介助するのが男性だと嫌なものです。この「嫌な気持ち」を突破する必要があります。これは人間的な能力として驚くほどの高いレベルを要求されます。また、どういうやり取りをしながら話を聞いてあげれば、利用者様の満足感が得られるでしょう?そして、どういう言葉を投げかければ「長生きしてよかった」と思ってもらえるか……それも認知症の方に……これらの問題に取り組める介護職員を育成していかなければならなくなったのです。

介護の報酬の仕組みと「心のケア」

介護事業者が介護報酬を受け取る仕組みは2種類あります。ひとつは個別出来高積上報酬方式と包括報酬方式です。
先程書きましたが、心のケアをするサービスはお金にならないということですので、個別出来高積上報酬方式だと「心のケア」はゼロです。悪い言い方をすると、「個別出来高積上報酬方式の心のケアをするサービス=事業者の無償サービス=事業者の優しさ次第」ということになります。
では、「包括報酬方式(どんなサービスを無制限にやっても報酬は一緒)」だと心のケアがついてくるのか???
本来、「包括報酬方式」を取っているところは「心のケアをするサービス」もついていてほしいと思いますが、私が見てきた限りはついていません。これは、「心のケアをするサービス」が効率が悪すぎるからです。認知症の人を落ち着かせるのに必要な時間は約1時間だと思います。僕だと15分ぐらいで落ち着いていただくことができますけど、慣れない介護職員だと結局「不穏状態のまま」で終わってしまうこともあります。その時間、無給ではありませんので人件費としてお金を払わなければなりません。で、包括報酬方式を取っている施設ほど、この「効率」という言葉が大好きな傾向にあります。何をやっても収入は一緒ですが、何もしなくても収入が一緒だからです。こういう施設は「食事・入浴・排泄」介助至上主義のところが多いですね。もちろん、違うところもありますが、多いということです。

介護事業所の種類?

包括報酬方式の施設で代表的なのは、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、グループホーム老健と言ったところです。個別出来高積上報酬方式は介護事業所併設型住宅型有料老人ホーム、介護事業所併設型サービス付き高齢者向け住宅ですが、この介護事業所は具体的には訪問介護事業所と通所介護事業所を言います。訪問看護ステーションが併設できていればさらに安心な施設になりますが、訪問看護事業所を住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に併設するのを監督官庁が嫌がりますので、お医者さんが経営者でない限りは見かけません。

でも心をケアするサービスって必要だと思いませんか?

ご自分の老後を考えてみてください。伴侶は先立ち、息子や娘は遠いところに住んでいて盆と正月しか帰ってこない。そんな中で心の隙間をどうやって塞ぎましょう?「一生働く」という方もいらっしゃるかもしれませんが、急性硬膜下血腫一発で要介護5になってヘルパーがいないと何もできなくなるのです。胃瘻と気管切開で生きていくことはできますが、心は真っ暗なままの生活を想像できますか?それであれば、好きなヘルパーさんに優しい言葉をかけてもらいながら、少しでも心軽く生きていきたいと思うのではないでしょうか?
あなたが認知症になった時に家族は恐ろしく冷酷になります。あなたは家族にお荷物扱いにされるかもしれません。そこで、優しくあなたの不安を取り除いてくれるのは、恐らく赤の他人である介護職員です。
そうであるならば、「心のケア」をしてくれる施設や介護職員を探したくなると思います。
というのが、僕の思いです。

エピローグ

と言っても、僕がこのまま介護の世界で仕事をしていくのかは分かりません。以前にも書きましたが、介護の仕事が好きでないからです。でも。僕に向いています。そういう選択も合っていいのかなと思って、真面目に資格を取りに行きます。

明日から5月6日まで本ブログもGWでお休みをいただこうと思います。皆さんに聞いていただきたいことが出てきたら、臨機応変に投稿したいと思います。また、よろしくお願いいたします。

では、また次回!

家族(とリハビリのお兄さんw)

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