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物語の結末はいつもHappy End

仕事に関して大切にしていることを書いていこうと思います。それと、少しの季節と、少しの写真と、少しの北九州。

2月16日のスターバックスの風景

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仕事を終え、報告書を作成するためにスターバックスに入った。午後3時過ぎ。外の駐車場は空きがほとんどない状態。あと2、3台なら止められるのか。時間帯からして埋まるのは時間の問題だと思った。店内に入る。いつもの落ち着いた感覚からかけ離れ、おしゃれな雰囲気とは言えない何かを感じる。少しギャング感が漂っているのだ。テーブルにうず高く積まれた本。参考書だろう。中学生、高校生が勉強しているのだ。勉強部屋から追い出されたのか、自ら解放された感覚を味わいにきたのか。ただ、2月の半ばはまだまだ受験シーズンど真ん中なのを思い出し、静かであれば問題ないかと自分に言い聞かせてレジに並んだ。
レジがうまくさばけていない。

 

2人前の女性客が複雑なオーダーを告げている最中、女性スタッフが小さな紙コップを持ってきた、3リージョンと名付けられた試飲用のコーヒー。プレスで淹れたコーヒーで豆の特徴をそのまま楽しめるという。紙コップの内側には、少しばかりのコーヒー脂が薄く乗っている。深い香りの中に、酸味と苦味は少なめ。口に含んだときに、コーヒーの香りの奥に爽やかな甘さ。もちろん砂糖のそれとは別である。奥ゆかしくも正しく自己主張する甘さが心地よく美味しい。
「本日のコーヒーなので、ドリップでも楽しんでください」とのこと。あまり人に逆らうタイプではないので、素直に従ってドリップコーヒーをオーダー。
席についてMacBook Proを開き、右手でカップを口元に持っていく。一口、口の中に流し込んで「ドリップもまた美味しい」と喉と心が感謝の声をあげた。
先ほど、プレスした試飲用のコーヒーを差し入れてくれた女性スタッフが感想を聞いてくる。「美味しかったよ。ちょうどコーヒーが切れそうなところなので一袋貰っていこう」僕はそう告げた。その時の女性スタッフの喜びようといったら。両の手のひらを合わせ、神に祈るが如く僕に向かって感謝の言葉を紡ぎ出す。「ありがとうございます」最高の笑顔だと思った。一瞬で味覚と心を掴まれてしまった。笑顔が頭にこびりついていたが、なんとか報告書を書き終え、スターバックスを後にする。手には香り高いコーヒーが入ったペーパーバッグ。
受験シーズンが終わったらまた来よう。今日はごちそうさま。